年齢がネックになる場合

介護業界では人材確保が急務になっていて、様々なバックグラウンドを持っている人を受け入れる傾向があるのは確かです。年齢が高い人を受け入れる施設もありますが、書類選考の上で何歳以上は原則不可といった基準を設けているところもあるかもしれません。

中高年になってから介護業界で働きたいという場合には、まず書類選考を通るのが重要課題になります。いかにして年齢のデメリットを感じさせないように書類を整えるかを考えなければなりません。
もし介護業界だけでなく、福祉や医療などの関連する業界での勤務経験があるのなら、それを具体的にアピールするのがベストです。介護現場で働いた経験があるなら採用の確率は上がり、介護に直結するような経験を積んでいるのならかなりの確率で書類選考は通過できるでしょう。

切実な問題が生じるのは未経験のケースであり、五十代ともなるとなかなか書類選考を通過できないかもしれません。この場合のコツとして理解しておきたいのがポテンシャルが十分にあることを書類上で示せば良いということです。未経験で中高年となると、教育の難しさなどを懸念される場合やようやく教育が終わっても数年しか働けないと考えられてしまう可能性も否定できません。
しかし、職歴から考えて介護現場で働くのに適した素養があるとわかれば、前向きに検討してもらえるでしょう。自己PRなどでさらに経験を詳しく書いてアピールすることが、書類選考通過につながります。